山には癒されて

文字数 433文字

今日は
私の名前は千恵子と言います。
町外れに住んでいます。小さな山の下です。
季節が来たら山には桜が咲きます。
山は避難場所になっています。
お隣のおじさんが草刈りをしてくれます。
私は地主さんに断って
避難場所の端に桜の苗木を2○本を植えました。
一本だけ枝垂れ桜を植えました。もう大木です。
木の下にはたんぽぽや犬ふぐりが咲きます。
犬ふぐりの紫紺の色が無性に好きです。
紫紺の小さい花を天女の涙と
誰かが言いました。
ほんとほんとね。
新緑の季節です。
雑木にはそれぞれの個性の色があります。
個性の色を放ちます。私はこの季節が好きです。
この山には狸もイタチも住んでいます。
鶯の声も聞きますね。
メジロと鶯を見間違えたことがありました。
夕方が来るとふわっと、湧き上がるように鳥たちが舞います。
上の方をアレは、鷲か、鷹か?その下をカラスが演舞します。
夕暮れ迫るころカラスは、町外れの山のねぐらへ
帰ってゆきます。
その後は、残照が空に広がり、
この小さい山にもかかります。
星が出ました。

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