チーズがっつりオニオンスープ

文字数 641文字

何やら美味しそうな匂い……
(ユキちゃんに気付かれてしまった)
パンをカリカリにして、今日のおやつ?
おやつじゃないよ、食事用だよ。
サクは耐熱容器に薄いベーコンを敷き詰め、その上にスライスして切断面を焼いたバタールを乗せる。
そこにチーズを乗せまして。
まさかの塊!

100グラム、がっつりナチュラルチーズ。

そして、熱々のオニオンスープを掛ける!

そして、蓋!

封じられた!

ふふふ……熱を逃がさない様にして、チーズを溶かすのだよ。

さて、お箸を用意しよう。

洋食っぽいのに、まさかのお箸。
それはね、食べてみてのお楽しみ。
サクは、使わなかったバタールの切れ端を平皿に乗せた。
チーズがね、熱々のスープに触れている部分から溶けるから、箸で端っこを摘まんでこれに乗っける。
まさかの箸でチーズ掴み。
これが固めのチーズだと、割と大丈夫なんだよ。
サクは柔らかくなったチーズを箸で掴み、塊をバタールに乗せた。
後は、伸びたチーズを上手く纏めてぐるっと。
チーズがトロトロで美味しそう。
パンとチーズで美味しくない訳がない。
確かに!
そうして、二人はカリカリのバタールにチーズを乗せて食べきった。
ふー……楽しく美味しい。

だけど、これからがメインなんだよ。

スープ浸み浸みのパンにチーズ。

そして、チーズが底にくっ付かない様に敷いたベーコン。

美味しいのコラボレーション!
程良くスープに溶けたチーズとベーコンの油で、濃厚なひと時を楽しめるよ?
これは……とんでもない贅沢をしている気分だ。
そうして、二人は熱々のスープで美味しく体を温めた。
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登場人物紹介

サク
小柄で甘食な黒髪女子。
おかんポジ。

ユキ
メロン感のあるふくよかめ女子。
良く食べる。

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