きつねもたぬきも無視してじゃこ天うどん

文字数 664文字

和解狐と和解の狸。
何かが違う!
令和三年、狐と狸は和解し、うどんとそばを入れ変えた……一方、きのこたけのこは、きのこ側にスパイが入り込み、終わることなき戦争を
甘いお菓子にまさかの酸っぱい!
しかし、うどんの国では素うどんでも美味しく、みかんの国のじゃこ天を乗せても美味しく食べる、多分
 
と言う訳で、今日のメニューはじゃこ天乗せうどん!
五枚入りだったから、一枚だけ半分に切って、他は丸ごと二枚ずつ乗せたうどんの隠れたじゃこ天うどん!
ほぼ灰色!
うどんやそばと共に出てくる天ぷら、衣に汁を浸みこませるか、衣のサクサクを楽しむかで
 
 狐 VS 狸
 
あるいは
 
 きのこ VS たけのこ
 
の様な戦いが繰り広げられる。
そこのところ、天とはついているけど、衣なき練り物のじゃこ天ならその心配もない。
そう、争いを産まぬ食べ物、それがじゃこ天。
灰色の練り物に不思議な力が!
しかもこれ、厚みが大してないから、熱々のうどんに乗せるだけで勝手に温まるんだよねえ。
そりゃ、厚みがない分温まりやすいだろうけど。
なんにせよ、麺類は伸びると残念。
なので、レッツじゃこ天。
では、じゃこ天を汁に浸してから頂きま……思ったより油分。
揚げているだけあって、おでんに入れる練りものより油だよね。
しかも、平たくしてあるから、どこも油を感じる。
だからこそ、シンプルなうどんに乗せて、うどんのシンプルさを損なうことなく美味しいんだよ、きっと。
確かに、うどんはうどんで美味しいけど、それだけだとちょっと寂しいもんね。
そうして、ユキは薄めの汁まで残すことなく美味しく腹に収めたと言う。
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登場人物紹介

サク
小柄で甘食な黒髪女子。
おかんポジ。

ユキ
メロン感のあるふくよかめ女子。
良く食べる。

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