ジャンクな麺にジャンクを加えて

文字数 702文字

今日のご飯は、ベビスタです。
……ベビスタって、お菓子だよね?

本来はね。

だけど、チッキラがお菓子になった様に、ベビスタはカップ麺になったんだよ。

サクは湯切り穴の付いたカップ麺をユキの前に置いた。
おおぅ、本当にカップ麺だ……
なので、お湯を注ぎます。
じゃあ、タイマーをピッしとくね。

で、このベビスタ、カップ焼きそばの様な作り方だけど、謎の肉もキャベツも入っていないんだよ。

なので、湯切りの前にカルパスを突っ込みます。

まさかのカルパス。

流石に、具材ないと寂しくない?

それに、カルパスなら特に調理器具も要らなくて楽。

確かに、麺だけなのは寂しいけども。

まあ、要らないなら入れなくても。

私はちょっとプラスしておく。

小さいカルパスだから、ちょっとの隙間から入れられるし。

うーん……じゃあ、私もちょっと足してみる。
そうこうしている内に、3分経った様です。
湯切りしたら……はい、粉を混ぜて。
粉なんだ。

うん。

ペヤンギュの感覚だとソースだけど、これは粉。

では、蓋を剥がしたら粉をかけて……ソースに比べて、混ざっているのかイマイチ分からない。
ソースだと、色も付くから分かりやすいよね。

けど、冷めてから食べるのもなんだし……頂きます。

うん、ベビスタってこんな味だったか分からなくなる味。

ベビスタ、食感がパリパリでこその美味しさが有るかも知れないね。
何と言うか……具が無いから単調。
だからと思って、入れたカルパスは合うことも無く、喧嘩することも無く。
……お菓子はお菓子でいて欲しい。
否定は出来ないけど、上手く行った例も多分あるから……
そうして、不味くは無いけど、だからと言ってまた食べたいと言われたら肯定出来ない食事を二人は終えた――
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登場人物紹介

サク
小柄で甘食な黒髪女子。
おかんポジ。

ユキ
メロン感のあるふくよかめ女子。
良く食べる。

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