ぞぬタンゴ鍋
文字数 567文字
大豆の肉もどきに
ラードを良く混ぜて
塩と胡椒と
卵白と生姜汁
豚ひき肉入れて
ゴマ油を入れてよく混ぜたら
手の中で
丸めて
おや、聞かれてしまったようだ。
白菜たっぷり鍋の秘密を歌い込んだ歌詞を。
半額の大豆ミートに三割引きのラード。
もう、安い白菜を使って、ぞぬタンゴ鍋を作らねばと。
それに、今期一番の寒さでしょ?
もう、鍋以外の選択肢なんてない。
さあ、ぞぬタンゴも固まりだしたし、白菜を入れて鍋パーティ!
食卓の真ん中に湯気の出る鍋がホカホカって良いよね。
ホカホカご飯に一旦白菜を下ろして、エキスの浸みこんだご飯を食べるのもまた美味しい。
名前はアレだけど、食べられる材料しか使っていないから、ぞぬ肉。
ちょっとラード気味だけど、鍋だとそれも薄れるし。
んじゃあ、熱々のやつをポン酢にちょいちょい……名前は怖いけど美味しい。
そうして、ぞぬタンゴ鍋で体を温め、二人は寒さに対抗したのだった。
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