夏場のアイスは溶けとの戦い

文字数 566文字

暑い……床がヒンヤリで気持ちいい……
ユキちゃん、幾ら掃除してある床だからって行き倒れないで。
うう……何か冷たいの食べたら頑張れる……
もう、しょうがないなあ……はい、あーん。
む、ああ、美味しい。
口の中で溶けてほんのり甘い。
次のはちゃんと椅子に座ってからね?
うん。

保冷材にタオルを巻いて、と。

はい、首元とか冷やして。

うん、ありがとうサクちゃん。
これは気持ちが良い。
そして、混ぜるだけで作れるシャーベットも食べて体の中からも冷やすんだ。
ありがとう、サクちゃん……色的にはイチゴなシャーベット美味しい。
(無果汁なのがバレたかな)
このシャーベット、溶けるの早い……
まあ、シャーベットってそうだよね。
ならば、棒アイス!
おおう!
何か赤いの来た!
チョコ種は無いけどスイカのアイス!
スイカジュース100%のスイカアイス!
(つまり、容器にジュースを注いで固めただけ)
なんと!
では、早速……うん、確かにスイカ。
物足りなかったらチョコかけてみる?
アイスに?
うん。
冷たいアイスに掛けると固まる外国のチョコ。
じゃあ、試しに。
では、種みたく点々……っと。
固まるの楽しい!
そう思ってのシェルなチョコ購入。
ほら、アイス垂れる垂れる。
スイカは危……愉快な味になった。
やっぱり、企業にしか出せない味ってあるんだねえ。
そうして、アイスをどう楽しむか模索する夏が始まった――
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登場人物紹介

サク
小柄で甘食な黒髪女子。
おかんポジ。

ユキ
メロン感のあるふくよかめ女子。
良く食べる。

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