安売りチョコとちっちゃい苺P

文字数 445文字

この甘い香りは、苺……
嗅ぎつけてしまったね、ユキちゃん。
今シーズンも終わりかなって苺の香りを。
嗅ぎつけてしまったよ。
そして、食べたいよ。
では、苺洗浄とヘタ取りを任せた。
ちっちゃくて沢山あるから大変だけど任せた。
任された。
ユキが苺を洗っている間に、サクはチョコを溶かし小さめのパンケーキを種が尽きるまで焼いた。
サクちゃん、洗い終えたよ!
ありがとう、ユキちゃん。
では、大き目の苺にはチョコをかけて……っと。
おおう。
小さい苺はパンケーキに乗せつつ、チョコで固定。
何と言う暴挙。
こうして出来たのが、「ちっちゃい苺って酸っぱいけど、ミルクチョコを掛けたら丁度良いよね」です。
……うん。
(長いな)
チョコバナナは祭りの屋台では見かける位の定番で、フリーズドライ苺のチョコ掛けは高くても売れる位の美味しさ。
苺チョコが不味い筈など……な料理が、こちらです。
では、そんな美味しいが確定しているやつを頂きます。
やっぱり、美味しかった。
そうして、二人は甘酸っぱい小さな苺を食べ、次のシーズンの旬を待つことにした――
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登場人物紹介

サク
小柄で甘食な黒髪女子。
おかんポジ。

ユキ
メロン感のあるふくよかめ女子。
良く食べる。

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