おむおむタルタルみずYOカン
文字数 718文字
元は賄い飯で、とりあえず乗っけとけ……だったらしいよ?
それで、美味しかったから売れそうだなって考えて、商品になったハントンライス。
ハンガリーのハンと、フランス語のトンを組み合わせて作ったハントン。
英語で言うところのツナ。
要はマグロのことらしいけど……白身フライって鮪のフライでは無いんだよねえ。
ケチャップライスと白身フライ。
薄焼き玉子と白身フライ。
合うのか合わないのか分からない辺りが、実に賄い発祥。
一皿に主食と主菜を乗せていく辺りが実に賄い感。
ワンプレートなところ、お子様ランチっぽくも……オムライス部分、美味しい。
まあ、元は洗い物を減らす為に纏めて乗せた様なものだろうし……フライとタルタルソース以外の組み合わせがイマイチでも、うん。
お子様ランチみたく、エビフライ乗せたらケチャップなご飯にも合いそう。
とかやっている間に食べ終わった……何だろう、この虚しさ。
そんなユキちゃんに朗報です。
餡子率高めのヨウカンが冷蔵庫で冷えている。
固める寒天が少ない分、餡子の割合が高いヨウカン。
缶をパキャっして、小さなスプーンで召し上がれ。
まさかのパキャ!
ヨウカンのイメージを覆すパキャ!
楊枝とかで刺して食べないヨウカン……美味しい。
そうして、洋食っぽいライスに和菓子な水ヨウカンと言う、謎の組み合わせをユキは楽しんだと言う――
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