祭の屋台飯はリピーターを考える必要はない

文字数 693文字

ソースの美味しそうな匂いがする……
ご明察。
今日は、文化祭風焼きそばと文化祭風たこ焼きを作ってみました。
文化祭風?
うん、文化の日におうち文化祭飯。
なる……ほど?
つまり、文化祭の焼きそばはお肉無くてキャベツが芯多めで、味付けにムラがあると?
うん。
予算を少なくして儲けを多くしようとし、作る人によって調理に慣れていないんだな……と言う焼きそば。
何という焼きそばか。
そして、たこ焼きは……たこ何処?
あれ、こっちには入っていたけど小さい……
タコってバラ肉以上に高いからね。
そして、焼きそば以上に調理に慣れていない人が多い。
だからって、なんでそれを再現しちゃうの……
ステイホームの鬱憤晴らし?
なんだろうねえ、無性にジャンクなものを食べたくなる時ってない?
芋の味が良く分からない脂ぎった細いポテトとか。
分からなくはないけど、なんだろうタコ焼きのハズレを引いた時の悲しさは。
まあ、ハズレだしねえ。
タコ焼きって、良い店で買うと美味しいけど、おかずが何種類もあるお弁当も買える値段なのがネック。

安い日でも五百円とかするもんね、オプション付けなくても。
そう考えると、安い店でタコ無しがあっても……?


まあ、文化祭の場合は値段だけはしっかり取って来るところ多いよね。
文化祭に限らずお祭りって。
否定は出来ない。
そして、そんなお祭り屋台に有りがちなメニューも、おうちに居るなら、焼きそばを細かくしてお肉とご飯と混ぜて炒めればあら不思議、ホカホカなそばめしに。
何だか香ばしい!
目玉焼きを乗せれば、パワーそばめし。
半熟の黄身がソースに合う……
そうして、文化祭飯はユキの腹に収められ、その髪にはソーズの匂いが染みついた――
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登場人物紹介

サク
小柄で甘食な黒髪女子。
おかんポジ。

ユキ
メロン感のあるふくよかめ女子。
良く食べる。

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