どうせ茹でるならホットでタピオカ

文字数 753文字

ただいま、サクちゃん。
外、すっごい寒い!
なんか冷蔵庫並!
おかえり、ユキちゃん。
風邪予防にうがい手洗いをしてから戻っておいで?
その頃には、あったかいもちもちがユキちゃんを待っている。
あったかいもちもち……洗面所って寒いけど、うがい手洗いしてくる!
さて、今のうちにカップも温めて……っと。
インフルも怖いし、しっかりカバ君と戯れてきた!
インフルエンザは怖いからね、予防接種をしても完全に防げる訳でも無いし。
なので、免疫力UPに温かいもの。
体を中から温めれば、白血球もより一層パワーを発揮出来る。
なので、飲み頃カフェオレとココアをタピオカ入りでどうぞ。
わーい、タピオカ……って、あったかいとあのストローは無しか。
うん、環境にも悪いしね。
カップも、持ち歩かないし捨てないからカフェオレボウルとマグカップ。
先ずは、カフェオレを楽しみつつ、大きなマグで手を温めて。
タピオカは、残ったらスプーンで掬えば良いし。
なんか、思ってたタピオカと違うけど幸せ。
温かい、甘い、美味しい、もちもち。
ふふふ、タピオカを吸うのは二次ブームと三次ブーム。
一次ブームのタピオカは、吸わないしスプーンで食べるタイプなのだよ。
サクは、冷蔵庫に向かうと透明のカップを取り出し、ユキの前に置く。
白い中に粒粒が入って……あれ、これもタピオカなんだ?
そう。タピオカブームのせいか、デザートコーナーに並びだしてね。
折角だから、買ってみた。
ほう、ならば食べてみるしかあるまい……うん、これはこれで美味しい。
美味しいけど、私はサクちゃん製のタピオカの方がずっと好き。
私は、さりげなく褒めて来るユキちゃんが好きだよ。
(タピオカ、作ったと言っても茹でるだけなんだけどね)
そうして、二人の甘い時間は過ぎていき、ココナッツミルクに入ったタピオカは忘れ去られたのであった。
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登場人物紹介

サク
小柄で甘食な黒髪女子。
おかんポジ。

ユキ
メロン感のあるふくよかめ女子。
良く食べる。

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