76. 夜雨の奇

文字数 111文字


 夜、はらはらと雨が降る。
 ホテルの一室、一人きり、雨音だけが耳に響く。

 暖色系の照明が白い壁を照らす。
 背もたれにぐっと身を預ける。
 明日の予定は決まっている。
 心に、憂いはない。

 本物の静けさは、こんな夜に潜んでいる。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み