263. なぜ官房長官がサミットでコサックダンスを踊ってはいけないのか
文字数 1,217文字
政治家もそうかは知らないけど、職場は四つの思い込みでがんじがらめになっている。
【ビジネス中はハシビロコウに扮しなければならない】
真面目にスーツを着て生真面目な顔で大真面目に商談して一世一代の真面目さで以て印刷機の紙を補充しなければならない。
ハシビロコウ、スーツ似合うかも。
ある調査では98%のリーダーが「ユーモアな社員」を好み、84%が優秀と評価するという。
従業員の58%が上司より「駅ですれ違った他人」を信頼する。信頼できるリーダーの特徴として、ふつうの人のように話すことを掲げた。
要はバランスだ。
きっと、こんな感じだろう。
真面目にスーツを着て生真面目な顔で大真面目に商談して一世一代の真面目さで以てスローガンの所有権をかけてCEOとアームレスリング対決をする。
【すべったらリストラだ】
集団面接でジョークが飛び交った。
質問:5年後のあなたは何をしていますか?
「あなたの上司になって、あなたの首を飛ばしています」
「こんな質問がされてから5年後のお祝いをしています」
「御社プロジェクトでリーダーを務め、部下の緊張をユーモアで整えます。もちろん指導、監督、おやつも忘れませんよ?」
「御社プロジェクトでリーダーを務め、部下の緊張をユーモアで整えます。おやつのようなものですね。3食すべてだと不健康だけど、たまには欲しい」
面接官の評価は、ないないまあまあオッケーだったという。
ジョークは「適切/不適切」「笑える/笑えない」の四つに分けられる。
大切なのは場に適したジョークであり、笑えないからといって低評価につながることはない。
だから本作もジョークのような戯言を書き連ねている。
低評価はやめよ? ね?
ところで上の解答は、四種類のジョークを適切に表しているの?
「さあ。ぼくは知らない」
【尾も白くないとパンダじゃない】
尾の白黒に関係なく、ユーモア溢れるパンダマネージャーは、そうでないパンダマネージャーより尊敬率も親しみ易さも高い。
いや、パンダが上司なだけで、親しみ易さうなぎ上りではなかろうか。
着ぐるみだ。
暑すぎる!
タイピングできない!
ファンクラブに追いかけられちゃう!
【異世界転生必須案件】
ユーモアは筋トレのように鍛えられる。
コメディアンデビューは無理かもしれないが、そこそこなら本寓話もどきを読めばいい。
え、筋トレしたくない?
読書せず練習せず、朝飛び起きたら8時間で100個以上のジョークを書き出せるコメディ界の異端児になりたいって?
それは……、その、言いにくいけど……。
トラック、待つしかないね。
全国旅して常に本番の気持ちでジョークを連発しよう!
【唐突に総括するとまだ異世界転生の話? と思われそうで付け足した墨付き括弧】
思い込みの破壊には、読書が一番だろう。
ちょっと前まで「非道を極めるヒト」とか「殺さなければ笑えない」とか言ってたじゃない。
コサックダンスでもいけるかしら?