56. 横雲
文字数 280文字
折り鶴の憧れと言えば、クラウドストリートだろう。
見上げた青い空に、光溢るる真っ白な積雲が同じ方向に伸びている。楽しく背を押す風に乗り、新しい道を創り続けている。
空高く、折り鶴には届かない。
風強く、折り鶴には追い付けない。
ならば、なろう。折り鶴は熱い意志を胸に灯した。
同志と巡り合うのに、百羽は巡った。何度誹謗中傷に
連なる道、白くどこまでも続く道。
僕らも同じように、ただ真っ直ぐ、信じた道を進めるだろうか?
横雲は憧れを越え、クラウドストリートと友となった。