対抗戦告知2
文字数 1,132文字
代表となるのは各学年1チームだけですが複数のチームがあっても構いません。その場合は代表選考戦を行います。
これをいい機会だと考え、お互いのことをよりよく知って欲しいと先生は思います。声を掛け合って交流を深めてください。そしてチームでの戦い方を練習してください
代表チームに私が選ばれるのは無理だよね。
ブレイドとはいえ愛用の剣以外はさっぱりだし、その肝心の剣は修理に出しちゃってるし。間違いなく候補外だ。
その分、イーサのチームを応援させてもらおうっと。
※ ※ ※
その日から、あちこちでクラスメイトたちが集まって話し合っている姿を見かけるようになった。
そして当然、フォーユースのイーサのところにもやってくる。
だけどイーサは一度も首を縦に振らなかった。
このクラスにはマジックユースが4人いる。
イーサ、ケインズ君、ヨシリアム君、ツグース君だ。
もっともイーサは他に3つもユースがあるからマジックにこだわる必要はないんだけどね。
それに必ずしもマジックが中心にならなくてもいいんだって。
戦い方によって編成は変わるし、そこも含めてどういうチームにするのかがポイントになるみたい。
ヨシリアム君たちは早い段階でメンバーが決まっていた。
ブレイドはユウリーンさん、スラストはジョアンナさん、ブロウがシントリアさん、ガードがマーサさん。
ヨシリアム君以外は全員が女の子で、各属性が一人いるオーソドックスな編成だ。
ケインズ君はマジックユースだからイーサがマジックを担当する場合は王候補が被ってしまう。
もちろん必ずしもマジックが王役をする必要はないし、イーサがマジック以外をやれば問題はない。
だからイーサたちはどうするつもりなんだろうと様子を見ていたら、なんとケインズ君はブレイドのシンハース君、スラストのレフィ君、ブロウのヘイズ、ガードのゲンザール君でチームを組んでしまった。
てっきりイーサは彼らとチームを組むと思っていたからびっくりだよ。
親睦会に誘ってもらって、親しい仲なのは知っていたし。
だからイーサが仲間はずれにされたみたいでちょっとかわいそうだと思っちゃったんだよね。