魔法使いからの誘い2

文字数 586文字

そういうお話を聞くと私も方術を使えるようになりたいって余計に思います
ですが魔法もいいものですよ?
そもそも魔法って空想上の存在なんじゃないんですか?
そんなことはありませんよ。

そうでなければ魔法書なんてものが残っているはずはありませんからねっ

 言いながら、先生は懐から取り出した本を大事そうに撫でた。

 恍惚な表情をしていて、ちょっとうわぁって思う。

そもそも魔法は妖人族の技術とも言われているんです。

妖人族が実在する以上、魔法はあると信じます

はぁ……

君が騎士を目指すのであれば魔法が使えるのは決して損ではないと思いますよ。

もちろん方術が使えればそれだけ有利ですが、マジックユース以外が戦闘中に扱うのは難しいみたいですし

ニシキーン先生はできるんですよね?
そうですけど、ニシキーン先生と同じことが普通の人にできると思いますか?
難しそうですね
これは君のためでもあるんです。

方術が先天的に使えない人もいるわけですし……だから、ね、ねっ。

ボクが責任をもって教えますから! 魔法使いの弟子になってみませんか?

じゃあ、時間がある時だけでもいいですか? 

今は対抗戦の準備に忙しいですし……

もちろんです! いつだって先生は君のために時間を空けますからねっ。

ついにボクにも魔法を学ぶ弟子ができたのか……感無量だ

 盛り上がっているところ申し訳ないんですけど、別に弟子になったつもりはありませんからね?
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登場人物紹介

サダーシュ=シュラインベース

本作の主人公。ブレイドユースなのだが愛用の使い古しの剣でしかその実力を発揮できないでいる。ただしその剣で戦う時は誰よりも強い。


イーサティア=ニアステリア

王都で困っていたサダーシュを助けてくれた女性。サダーシュと同じく学院に所属する。

ブレイド、ブロウ、スラスト、マジックの4つのユースを持つフォーユース。

トゥシス=アズウェイ

イーサと一緒にいた美男子。サダーシュに対してどこかトゲトゲしい感じがある。

ブロウとガードのダブルを持つ。

カーモリア=アナディール

王立学院の学院長。

ニシキーン=ネオビューズ

学院でブレイドの師範をしている。

央国五剣の一人。

ケントール=フィルマウス

学院でガードの師範をしている。

男子に対して特殊な趣味を持っているもよう。

ジュリウス=リベスパーン

学院でマジックの師範をしている。

方術具の制作者としても著名。

ゴウローン=フラマウンス

学院でブロウの師範をしている。隻眼。

シンゴラス=リースバリー

学院でスラストの師範をしている。

ジンバルク=アプキャッスル

サダーシュたちの担任でありマジックユース。

方術よりも古の神秘である魔法に傾倒している。

ハージェシカ=イーツテリア

学院生徒の一人。女性だがしゃべり方がそっけない。

ブレイドとブロウのダブルユース。

ハヤード=アンウィスト

学院生徒の一人。

スラストのユースで弓を得意とする。

ケインズ=サウスマウンズ

学院生徒の一人。ロウマインド流の門下生。

マジックのユース。

ゲンザール=スプラウェル

学院生徒の一人。ロウマインド流の門下生。

ガードのユース。かなり年配。

シンハース=ロンストア

学院生徒の一人。ロウマインド流の門下生。

ブレイドのユース。

ヘイステイシア=ウィスホール

学院生徒の一人。ロウマインド流の門下生。

ブロウのユース。


レフターナ=フィルパディ

学院生徒の一人。ロウマインド流の門下生。

スラストのユース。

汎用男性1

汎用男性2

汎用男性3

汎用女性1


汎用女性2

汎用女性3

モンスター

描写に合わせて適宜ご想像ください。

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