眠り姫と魔法の花
文字数 2,985文字
……知ってる。わかってる。
でも仕方ない。『翡翠館ダイアログ』を閉鎖してしまったから。
自由参加コラボノベルにした弊害が出てしまって。
そしてそれを制御することは難しいと判断してやむなく閉鎖することにした。
まあ、だからといってここ『今日は何読む?』に超番外編を作るべきだったのかは自分でも思うところはあるんだよ。
独立した1つの作品を作った方がいいのかもしれない。
表紙をぉぉ~作るのがぁぁ~めん~~どうなのーさーぁぁぁ!
ああ(嘆)
そりゃ、番外編もいろいろあってね。
考えてみたら「小説家になろう」を退会した時に過去の感想やレビューを失っているし、「セルバンテス」や「LINEノベル」に寄せた感想も消えてしまった、作品を作者が消した時に自分の感想が消えることもある……なんて考えたら、記録ページは作っておくべきだと思って。
ありがとう。
そもそもが、まあ、何度もいたる所で喋っているから知っているかもしれないけど、『眠り姫と魔法の花』はぼくが中学生の時に美術の課題で作った絵本なんだよ?
時系列的にはね。
いや、それがわかっているのかぼくに対する真奈ちゃんの当たりはいつも氷点下なんだよねぇぇぇぇ(汗)
田中くんへの当たりなんて見ていて可愛らしいと思うレベル!
あ、田中くんってのは『おかしな神社の不思議な巫女たち』の主人公のことなんだけど。
……こほん。
とまあ、話を戻すと『眠り姫と魔法の花』は「創作を趣味にしたい」と思うきっかけとなった作品ではあるけど、「創作しよう」として作ったものではないのは本当なんだよ。だから時系列的には処女作なのだけど、ぼくの中では処女作としては扱いたくない。
しているよ。すごく大事にしている。だってそもそもの「きっかけ」の作品なんだから。
真奈ちゃんだってぼくのこの想いをもう少し汲んでくれてもいいと思うんだよ。(プンスカ)
1つは事実としては動かしようがないから、ここはやはり『眠り姫と魔法の花』なんだよ。
そして自分的な本当の処女作は、これをきっかけに作り始めた長編作品。
過去に自作のHP上で公開したことはある。(今はもう残ってない)
その長編は完成までにすんごーく時間がかかったんだ。
中学から書き始めて何度も書き直して、高校生活のほとんどを費やしても完成しなくて、大学生になってからようやく完成した。
で、その間に別の作品がポコポコ生まれたわけで……。
絵心ゼロの自分が腐心してもあのレベルという完全な黒歴史。
しかもこの絵本、完成して先生に提出して以降行方不明になってしまったんだ。
結果的には返却されていなかったことが後日判明するんだけど、手元に「存在しない」ことに気付いたのが大学生になってから。
その時はもしかしたら捨てたかな、なんて思ってたりした。
だからこの作品は「きっかけ」としての価値はあるけど、作品としての内容的な思い入れはそれほどには強くないんだって。
捨てても「ああ、そうだったかな?」と、思うレベル。
それでも「無い」となると、「そもそもどんなの作ったんだっけ?」となるから、大学時代に再現を試みたこともあるんだけどね。
結論からすると「できなかった」が答え。
『ちいさなシィのぼうけん』というまったく別の作品が出来上がった。
いつかはここでお披露目する日が来ると思う。
どこかのタイミングがどこだったかまでは正確に覚えていないんだけど、妹が唐突にぼくに言ったんだよ。
「おねぇの作品が美術室に飾ってあるよ?」
とな。
いや、まあ、だからとにかくね……(汗)
ぼくのこの小っ恥ずかしい作品が中学の全生徒に向けて晒し物にされていた、ということがその段階で判明したわけだよ。慌てて取り返したよ。
妹とはかなり歳が離れているから、一体何年にわたってこれが晒し物にされていたのかと思うと戦慄が走る。
うん。でも、もう原本はだいーぶボロボロになってしまっているんだけどね。
だからこそ消失する前にテキストだけはパソコンに打ち込んだわけだけど。
風化してしまうのは宿命みたいなもんだよ。
せめてもの抵抗で電子書籍にしておきたい気持ちもあるけど、内容的な質の問題がクリアできない。