眠り姫と魔法の花

文字数 2,985文字

眠り姫と魔法の花


──名前のある登場人物──

・真奈

・ソワソワ


──人・物・事を共有するその他の作品──

おかしな神社の不思議な巫女たち

圭さん、これ、二度手間してると思う。

……知ってる。わかってる。

でも仕方ない。『翡翠館ダイアログ』を閉鎖してしまったから。

そもそもなんで翡翠館を閉鎖したのさ?

自由参加コラボノベルにした弊害が出てしまって。

そしてそれを制御することは難しいと判断してやむなく閉鎖することにした。

なるほどねえ……。

まあ、だからといってここ『今日は何読む?』に超番外編を作るべきだったのかは自分でも思うところはあるんだよ。

独立した1つの作品を作った方がいいのかもしれない。

え? それならそうすればいいじゃない?

表紙をぉぉ~作るのがぁぁ~めん~~どうなのーさーぁぁぁ!

……あ、そう。
そんな目をしない!(汗)
まあ、ここに「番外編」を作り出したあたりからこんなことになるとは思っていたけどさー(笑)

ああ(嘆)

そりゃ、番外編もいろいろあってね。

考えてみたら「小説家になろう」を退会した時に過去の感想やレビューを失っているし、「セルバンテス」や「LINEノベル」に寄せた感想も消えてしまった、作品を作者が消した時に自分の感想が消えることもある……なんて考えたら、記録ページは作っておくべきだと思って。

でも、ここNOVEL DAYSだってサービスを終了しない保証はないとも思うけど……。
それは言っちゃだめなやつ!(汗)

はいはい。では、記念すべき第1回ということで。

『眠り姫と魔法の花』をいってみましょ!

というわけで、ぼくには処女作が3つある。(どーん)
……ん? 何をいきなり?
まあ、聞いて聞いて。
仕方ない、聞いてあげましょう。

ありがとう。

そもそもが、まあ、何度もいたる所で喋っているから知っているかもしれないけど、『眠り姫と魔法の花』はぼくが中学生の時に美術の課題で作った絵本なんだよ?

そして、初めての創作物なんでしょう? だからこそこの作品が圭さんの処女作。

時系列的にはね。

時系列?

イヤイヤな気持ちで書いたからさ、これ。
うわー! 真奈ちゃん怒るよそんなこと言ったら!

いや、それがわかっているのかぼくに対する真奈ちゃんの当たりはいつも氷点下なんだよねぇぇぇぇ(汗)

田中くんへの当たりなんて見ていて可愛らしいと思うレベル!


あ、田中くんってのは『おかしな神社の不思議な巫女たち』の主人公のことなんだけど。

わかってるよ。圭さん史上もっともライトなポンコツ長編作品。
ライトノベルに憧れて挑戦した結果があれだからぼくはライトノベル向いてない。それがわかったという意味であの作品には価値がある。ポンコツな結果に終わっても泣かない!(しくしく)
いやいや、泣きながら言っても説得力ないから。

……こほん。


とまあ、話を戻すと『眠り姫と魔法の花』は「創作を趣味にしたい」と思うきっかけとなった作品ではあるけど、「創作しよう」として作ったものではないのは本当なんだよ。だから時系列的には処女作なのだけど、ぼくの中では処女作としては扱いたくない。

でも、大事にはしているじゃん!

しているよ。すごく大事にしている。だってそもそもの「きっかけ」の作品なんだから。

真奈ちゃんだってぼくのこの想いをもう少し汲んでくれてもいいと思うんだよ。(プンスカ)

……そもそも真奈ちゃんが圭さんに冷たいのはもっと違う理由があるように思うけど?
悠吾のことでしょ? あれだって待てば「吉」だって以前から言っているのに……。

まあ、それはともあれ。

それなら圭さん的処女作って、どういうことなの? 3つあるって?

1つは事実としては動かしようがないから、ここはやはり『眠り姫と魔法の花』なんだよ。

そして自分的な本当の処女作は、これをきっかけに作り始めた長編作品。

過去に自作のHP上で公開したことはある。(今はもう残ってない)

待って待って。3つあるに繋がらない。それなら2つだけで納まる。

その長編は完成までにすんごーく時間がかかったんだ。

中学から書き始めて何度も書き直して、高校生活のほとんどを費やしても完成しなくて、大学生になってからようやく完成した。


で、その間に別の作品がポコポコ生まれたわけで……。

なるほど、3つめはその間に完成した最初のやつか。
そう、ちなにみにそれが『DEUS EX MACHINA』。
……あれが、処女作?
まあ、『DEUS EX MACHINA』についてはまた別の機会に喋るから今日はこのくらいにとどめておくとして、『眠り姫と魔法の花』そのものが処女作として燦然とぼくの歴史に輝いている作品では必ずしもない、ということだけは、認識していてほしいんだ。
誰に?
あ、いや、その、これを万が一にも読んでくれちゃった奇特な人がいたらいいなぁなんてぇ……(震え声)
ところで、『眠り姫と魔法の花』は絵まで頑張った唯一の作品なんだよね。

絵心ゼロの自分が腐心してもあのレベルという完全な黒歴史。

しかもこの絵本、完成して先生に提出して以降行方不明になってしまったんだ。

返却されなかったの?

結果的には返却されていなかったことが後日判明するんだけど、手元に「存在しない」ことに気付いたのが大学生になってから。

その時はもしかしたら捨てたかな、なんて思ってたりした。

え? 「捨てたかな?」?

だからこの作品は「きっかけ」としての価値はあるけど、作品としての内容的な思い入れはそれほどには強くないんだって。

捨てても「ああ、そうだったかな?」と、思うレベル。


それでも「無い」となると、「そもそもどんなの作ったんだっけ?」となるから、大学時代に再現を試みたこともあるんだけどね。

再現はできた?

結論からすると「できなかった」が答え。

『ちいさなシィのぼうけん』というまったく別の作品が出来上がった。

いつかはここでお披露目する日が来ると思う。

そんな日が来るのははいつになるやら(笑)
きっとくる~! きっとくる~!
やめなよ(怒)
ごめんなさい……。(しゅん)
でも、どこかのタイミングで捨てたわけじゃなかったことが判明するんだよね?

どこかのタイミングがどこだったかまでは正確に覚えていないんだけど、妹が唐突にぼくに言ったんだよ。

「おねぇの作品が美術室に飾ってあるよ?」

とな。

おねぇ?
ん? ぼくは乙女の心を持ったおじさんだよ?
はいはい。
なんだいその冷めた目は……!
あー、はいはい。

いや、まあ、だからとにかくね……(汗)

ぼくのこの小っ恥ずかしい作品が中学の全生徒に向けて晒し物にされていた、ということがその段階で判明したわけだよ。慌てて取り返したよ。

妹とはかなり歳が離れているから、一体何年にわたってこれが晒し物にされていたのかと思うと戦慄が走る。

別にそんなに気にすることもなくない? 圭さんなんてどうせ生きてるだけの赤っ恥じゃん。
う、うるさい!(涙)
まあ何にしても作品は圭さんの手元に返ってきたわけか。

うん。でも、もう原本はだいーぶボロボロになってしまっているんだけどね。

だからこそ消失する前にテキストだけはパソコンに打ち込んだわけだけど。

紙の本はいずれ朽ち果てる。

風化してしまうのは宿命みたいなもんだよ。

せめてもの抵抗で電子書籍にしておきたい気持ちもあるけど、内容的な質の問題がクリアできない。

それでネット公開か。
そう、今後もこうして記録として残し続ける予定。
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