うなぎ鬼  落合裕介、高田侑

文字数 1,141文字

借金に苦しんでいた倉見勝は千脇に拾われ、裏稼業に励むことに。勝に課せられた任務は重さが50~60キロのコンテナをマルヨシ水産に運ぶというものだった。コンテナの中身とは一体…サイコホラー!


(マンガparkより引用)

https://manga-park.com/title/4667

黒牟って千葉のどのへんにあるの?
ない! ないないない! そんな町はない!
え? だって、総武線で千葉行きの電車に乗って辿り着いていたよ?
だから、ない!

そんなこと言って、……(はっ!)、圭さん、まさか黒牟の出身なの?

ちがぁう!(汗
んー。そういうことにしておこう。
そういうことにしちゃイヤぁ!!

と、戯れはそのくらいにして(笑)

『うなぎ鬼』ってすごいタイトルだなと思っていたら、初手から「あ……」と食欲が失せる感じだったね。

あ、そういうことね? と、なるわけで。ああ、うなぎ……。

近頃すっかり高級魚になっちゃったよね。

おかげで、もう何年もありつけてない。

おや、稼ぎの全部を食につぎ込む圭さんにしては、珍しいね。

それくらい高級魚だってことだよ。もう、その値段出すんだったら牛に走るわ……って、あれ? ぼく、もしかしたらウナギ嫌いかも?
は?
アナゴと並んでいたら、アナゴを選ぶ。そういえば。
まあ、圭さんの趣向なんてぼくは興味ないんだけど。

なら聞かないでよ。

聞いてないし!
ひぎぃ!

とにかく、初手のウナギの描写からすっかり吸い込まれちゃうわけなんだよ、この話。

ああ、そのウナギ……って。

心理的誘導が巧かったなと思う。
ウナギ以外の点でもね。
誰が真に信じるに値するかも含めてね。表面で判断するな、が、作品のテーマなわけだし。
そういう意味で、ラストをどう捉えるか。
その直前の描写からすると、殺人に対する罪悪感に苦しむ彼に追加の殺意はないんじゃないかと思ってる。問題は、それを受け取る側の主人公が何をどう受け取ったか、なんだけど……。
圭さんはどう思うの。
たぶん、電話は彼からの「会いたい(謝罪したい)」で、それをそうは受け取らなかった主人公が彼を殺すんだと思う。疑心暗鬼って闇が、深いから。
いろんな分岐ルートが考えられるけど、そのオチがしっくりくるかなあ。
あと、ぼくは前から疑問なんだけどさ。
ん?
生きた人間の皮ってそんなに簡単に剥がせるものなの? いろんな創作物で割と容易く剥ぎ取ってるけど、割と昔からそんなばかなと思ってるんだよねえ。
え? 疑問に思って、そこ?

『羊たちの沈黙』が、食事を与えず痩せさせて、殺してから剥ぐでしょ? あれが普通に感じるんだよ。

生きてる人間の皮は簡単には剥がれないって。ぜったい。

いやいや止めなよその思考回路。そろそろ通報されるよ?

まあ、ぼくがここに顔を出さなくなったその時は……おっと誰か来たようだ。
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