22歳の出逢い

文字数 1,988文字

22歳の出逢い


──名前のある登場人物──

・深香

初稿の日付を見ると、圭さんのリアル22歳の誕生日の翌日に完成していることになっているこの作品。
やばい! やばい! やばい!
ん? どうしたの?

ここで話題にするために読み返そうと思ったら恥ずかしすぎて読み返せなかった!

途中で死にそうになった。

いや、死んだ!

……読み返せないくらい、恥ずかしいことを書いたんだね?

あぁぁぁぁぁ!!

いやいや、大丈夫なの? 続けられるのこれ?

灰猫、これ読んで君はなんとも思わない?
……いや別に? 若気の至りだよねとは思うけど?
若気のいたりぃぃぃぃい!!
ちょっと落ち着きなよ! 打ち切るよ!
ひーん。
──作者が取り乱しているためしばらくお待ちください──

まったく、世話焼かせるんだから!

それで、これは圭さんのリアル22歳がモデルなんだよね?

はい、そうです。22歳の誕生日の夜にやけっぱちになって書き始めて、翌朝書き終えたのがこちらになります。(しゅん↓↓)
やりにくい!!
ひい、ごめんなさいっ!(ぶわっ)


──もうしばらくお待ちください──











ああ、ごめん。まさかの圭さんがリタイアするという前代未聞の事態に陥ったので、今回だけは臨時の助っ人を呼ぶことにしたよ。

……まさか、こんな形で呼ばれるとは。

って、それでどうして俺なんだよ。もっと適任いるだろよ?

いいじゃん。とりあえず名乗ってバジリオ。
めんどくさいなあ……。
またすーぐめんどくさがる!
だってそりゃこういうのはめんどー……zzzz

寝ないぃぃっ!

ちっ……(くっそ、こういうのは絶対ルシアンの方が向いてるぞ?)。

で、『22歳の出逢い』だっけ?

圭のあるあるでこれ、歌のタイトルをパロったんだよな?

ああ、確かに。これは『22歳の別れ』から取ってるよね。
ちゃっかり改題して抜本改変しやがったが、『不思議の森の願い池』も元のタイトルは『どんぐりに願いを』で、『星に願いを』から持ってきてるだろ?
続編の『魔眼の射手〈スナイパー〉』も『魔弾の射手』からだった。
つくづく、タイトル作る才能のないエセ作家だよ。
無いのはタイトル作る才能だけかどうか。
所詮は踏みつぶされて終わりのエセだからなぁ……。
いや、案外踏みつぶされても踏みつぶされても立ち上がる雑草なんじゃ……?

そりゃ、圭の通った大学のスローガンでもあるからな。

ほら、本人もよく言ってるだろ? ざっそうだましい(雑草魂)。

圭さん自身がそう言うからぼくらの世界じゃそういうことになってるけど、正確には違うはずだよそれ。本当は「在野精神」だったと思うんだよね。

永遠に主流になれないんだから結局は雑草だろ? 三流大学の宿命じゃないか。外野でがやがやしてるくらいが丁度いいんだよ。
それを言われちゃうと返す言葉もない(笑)

だから就活だってうまくいかなかったんだ。

まだまだ就職氷河期だったというのもあるけど、圭さん、びっくりするくらい人見知りだからね。

だって、毎日のように「人間嫌いぃぃぃぃぃい!!!」って泣き叫んでたじゃないか。

……叫んでた。

あの当時は、3年の3月までに最低1社内定取らなきゃ落ちこぼれの烙印押される時代だったろ?

4年の5月の終わりに内定ゼロでさ、エントリーした企業で面接まで進めたのが残り1社しかないとか、あの豆腐メンタルで持ちこたえられる方がどうかしてるって。

……って考えると、よく持ちこたえたなと思う。すごい。

それでやけっぱちで書きなぐったのが『22歳の出逢い』。

そういう背景を知ってて読み返すと、俺でさえ圭のことを哀れに思うわ。

誰かの紐になりたい、か。

今時そんな甲斐性のあるパートナーなんてリアルじゃ見つからねえよ。

俺らの世界だってルシアンくらいだろ、そんな男気見せたの。

ルシアンのあれは、ルシアンしか言えないから。ぼくはバジリオからもらったプロポーズが嬉しかったし満足しているよ? ///

ん? ……おう。////

まあでも、圭さんはこれ書いた数日後に唯一残ってた会社から最終面接への通過連絡をもらって、結局その会社に就職するんだよね。

なんだかんだと首の皮一枚で繋がったわけだよな。

面接に当たった担当者の満場一致で「採用」だったらしいし。

ぼくは、就職後のあの時代こそ小説にした方がいいと思うよ。

確かに仕事はブラックだったけど、今の圭さんを構成する大事な要素になっていることは確かだし。

今の仕事だって、あの最初の経験があったからなんとかなってるわけだしなあ……。

でも、俺は思うに圭は書かないと思うぞ?

……なんで?
「フィクションにリアルの辛さはいらねぇえ!」って、最近の口癖だろ?

確かに(笑)

「フィクションくらい夢に逃避させろぉぉぉお!!」とか、バッドエンドとかすっきりしない終わり方した作品を読むたびに発狂してるね(笑)

ま、そういうこった。

この話は、このくらいでいいのか?

うん。ありがとうね。バジリオ。
いいってことよ。
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