雪華ノ里 居眠り磐音(四)  佐伯泰英

文字数 2,969文字

累計2000万部の人気時代小説シリーズ「居眠り磐音」〈決定版〉

青雲の志をともにした幼馴染を失い、豊後関前藩を揺るがせた内紛は、
坂崎磐音の活躍によって終結を迎えます。
しかし、磐音の想い人は忽然と姿を消して……。
秋深まる西国から、京都、金沢、そして江戸へ。
様々な人と事件に遭遇しながら、磐音は奈緒を追いかけます!

2019年5月17日に公開される映画「居眠り磐音」。
巻末には、京都の撮影所を陣中見舞いに訪れた様子を、
佐伯さんが書き起こした〈特別エッセイ〉を収録!


(文春文庫 作品紹介より)

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167912598

えーっと……泥団子、投げてもいい?
……そうやってこっそり自作品の宣伝入れるのはまずいよ(汗
ふふふ。泥団子というのは『DEUS EX MACHINA(https://novel.daysneo.com/works/9806801fcc4c9c31a73c08ce42e68e71.html)』に登場するシーンの1つで……。
だからやめなって! そもそも『DEUS EX MACHINA』はまだそのシーンにまでたどり着いていないじゃない。
そうなんだよねえ……(遠い目)。イザークが「つまり、デウス・エクス・マキナってのはな」と、したり顔で講釈たれるシーンがあるはずなんだが、まだ辿り着かない。
ここまで喋ってしまった以上なんだから、かいつまんで説明しちゃうと『三文芝居(デウス・エクス・マキナ)』に対して観客が「ふ、ざ、け、る、な、!」と泥団子を投げるまでがお約束、というちょっとした余興があの世界には存在すると。
うん。ぼくらの生きるリアルワールドでいうところの「デウス・エクス・マキナ」とはちょっと意味が違うところに注意が必要。
三文芝居(デウス・エクス・マキナ)』から派生して『狐と狼(フクス・ウント・ヴォルフ)』の究極の奥の手になっている、か、ら、の、デウス・エクス・マキナは「現実では決して起こりえないこと」を意味するところまでが、あの作品のハイライトになるはずなんだけどね……。
遅々として執筆が進まないのはなぜなのか。
……ってか圭さん、最近になって打開のために13インチのパソコン買ったでしょ? 外出先でも執筆できるように。
13万円で買えるはずが、店員の説明ミスにより15万円にインフレしたが、なんか勢いがあったから「やっぱりやーめた」が言えなかった(笑)
それで? 執筆スピードは上がりそうなの?
……上がりそうもない。
は? ばっかじゃないの?
ふええぇええええん(涙)
まあそれはともあれ、15万円という値段のおかげなのか、それとも時代の進歩なのか、新しいパソコンは恐ろしくスピードが速いね。

とにもかくにも起動時間に驚く。今自宅で使っているラップトップは実はずーいぶん前に5万円で叩き売られていた謎端末なのだが、起動時間もポンコツなら動作速度もポンコツでなかなかにイライラさせてくれるからね。

でもそれでも、直前に使っていたVistaよりは速いと思うのだが。

ワープロソフトが起動するまで耐えきれば、そこからは動作の速い遅いは一切気にならなくなるよね?(にやにや

まあ、そうなんだよね(汗

1行書いて5分以上フリーズするのは、パソコンじゃなくてぼくの方だから。

ほんと、Win3.1時代のPCだってもう少しすばやく外部メモリを読み込んだと思うのに。

う。それはぼくが生まれて初めて触れたパソコンじゃないか。DOS系って言われていたやつ。90年代の初期の話で、父親が20万で買ってきたんだよ。展示品限り、みたいなやつをね。


20万は当時にしては安かったんだっけ?
確かもう少し、世間の相場は高かったと思うんだ。よく覚えていないけど。
パーソナルコンピューターが一般に普及するのは確かに、95を待たなきゃいけなかった気もするなあ。
95、98、98SE、Meと続いて、この9X系シリーズは寿命を終えるんだね。ちなみに、ぼくは95、98SEは使ったな。
パソコンっ子(笑)
いやいや///
褒めてない。
くすん……
まあともあれ、MicrosoftのOSはXPが画期的だったんじゃないかなと。
もともとNT系として古くから存在していて、9X系と併存していたんだけど、XPで統一を図ったらしいね。
でもその割に、Vistaでコケたんじゃないのかな、と思うんだ。
Vistaはほんと、余計なことをしてくれたんじゃないかな、と思う。
その後も7、8と出しているけど、振るわなかった気がするんだよ。
7はそこそこ良かったよ。8は出す価値あったのか謎でしかない。


いずれにしても7、8が振るわなかったのはXPが良すぎたのとVistaがコケすぎたのが影響しているんだと思う。

10が出てもまだ、XPは現役で活躍していたしねえ。
XPはSP2まで出しているしね。広くビジネスに浸透した端末だったのも大きいと思うよ。


この時代になると手書き仕事ががくんと減って、仕事でパソコンを使うのが当たり前になっていて、しかも1人1台が当たり前という、そういう時代に突入したんだよ。

企業としても次のOSが出たからといって乗り換えるのは大変だったはず。

あれ? でもそういえば、圭さんの家の引き出しにXPのラップトップが大事にしまってある気がするんだけど?

あの端末は使い込みすぎて、もう捨てられないなあ。その後買ったVistaはあっけなく処分できたけど、XPにはぼくも思い入れがありすぎて。

動くの?
動くとも。起動した瞬間からファンが全力で回り始めるけどね。そういうところも含めて、あの端末は愛おしい。
……なんか、そういうところを見ると圭さんってWindowsとともに育ってWindowsとともに凋落して言っているような気がしてならない(笑)
時代はすっかりAppleな気がするからねえ。
そういえば、ジョブズが主人公の漫画を先日読んだけど……。

待った、待った、待った! ここまで喋ってなんだけど、その話はまた次回にとっておこうよ。……ってこれ、なんの話だった?

あ! えーっと「居眠り磐音」シリーズの4巻目の話だった!(笑)

脱線しすぎぃぃぃい!

冒頭で圭さんが泥団子を投げようとしたから話がこんがらがったんだよ?
投げたくもなるでしょうがぁぁああ!
まあ確かに、4巻目は身売りしてしまった奈緒を追い求めて諸国を放浪して、結局奈緒には会えずというこの徒労感。

焦らしに焦らしていまだ奈緒が実体化しないのは苦笑しかないかも。

行く先々で奈緒は転売され続けて、値が跳ね上がって、意味がわからん。
でも、最終的に江戸の吉原におさまったみたいだね。今回は本体が出てこなかったけど、いずれは出てくるかもしれないよ。
出てきてもどうするんだこれ。もう身請けは完璧に無理だよ?
ならやっぱり、磐音はおこんと結婚すればいいんだよ!
まあ、ここまでくると、奈緒がだめでもおこんがいる、っていう状態なのも正直許しがたいんだがな。
そんな気分にもなっちゃうか。……4巻はね、たしかにね、磐音のらしさがまるで発揮されない巻だったかも、とはぼくも思うんだな。
最終的に江戸に戻ってきていつもの調子を取り戻した感じがあるんだけど、江戸に戻ったのも最後の最後だし……(笑)
まあ、5巻は期待しておこうよ。
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