殺処分アイドル! 野崎アユ
文字数 2,197文字
売れない地下アイドル・ぱらふるの山吹れもんと朱崎りんご。ある日、目が覚めると、同じ事務所所属の地下アイドル達と無人島に……!デビューをかけたアイドル達のバトルロワイヤル開幕!
(「マンガPark」より引用)
……まあ、その手の例でというと『ひぐらしのなく頃に』が真っ先に思い浮かぶが?
あの絵でこうも血が飛び散るかのう……と、深夜の(仕事疲れの)ノリでぼんやり眺めていたから、妙な形で記憶に焼き付いてしまっているんだよ。(とほほ)
どの回だったか、巫女の女の子がグッサグッサと刺されて(と、冒頭で思わせておいてタネを明かすと自殺なのだが)死んじゃうのとか、あったよね。
まあね。
なんせハーレム系男子(彼が主役なんだよね?)が自分の喉を掻きむしって死ぬんだもんな。マジかよ! と、驚いた。
驚いた翌週には何事もなく生きてたからさらに驚いた!(笑)
その序盤からツッコみまくって、しまったのだが(笑)
まあ、そのあたりの話は後半に大事にとっておくとして。
とっとける!
ちなみにぼく、この作者の作品を最初に読んだのが『怪物ビスケット』なのだよ。
ほのぼの(ちょっと怖い面もあったけど)なあのノリのままでいると、今回の転身ぶりにかなり驚かされる。
同居するらしい。(確信)
……ツッコんでいい?
ふぐぅ。
その時点で社としてアウトだろ、と、誰もが思う。
しかもアイドルがゲームに挑む様子が生中継されていて、それを見たファンたちの投票によってランキングが決まり、上位の2人が優勝になるという仕掛け。
そもそもアウトだし、誰かが通報した時点でやっぱりアウトじゃないか、と、どう考えてもツッコミ必至!
しゅん。
他でもいくつかの推測はしていたんだけど、ことごとく外れたな。
とはいえ、あまりの非現実感で絶対に裏があると思ったんだ。
初回はまだ良かったんだよ。耳に仕込まれた爆弾で頭部が吹っ飛んだだけだったから。問題は次のゲーム。
非科学っぷり半端なし!(笑)
とはいえ、ここからの「現代科学じゃ無理! どうなってるの!」……とか、「ざくろちゃんの目以外、みんな翌日には怪我が治ってない?」……なツッコミ要素のオンパレードは、それを上回るストーリーの面白さにすっかり飲みこまれてどうでもよくなってくるんだよね。
初回の、れもんに対するりんごの裏切りからね、回を重ねるごとに人間のいろいろが出てくる出てくる。
そして、容赦ないデスゲームを繰り返すのに「アイドルとは何か」、からブレないのが凄さその2。
ゲームそのものだけじゃなく、個々の女の子たちが芯として持つ「これが私のアイドル像」というのも見どころだった。
愛はさ、リタイヤ早すぎる。
……でもこの漫画、表向きの主役はれもんかもしれないけど、真の主役は間違いなく愛だと思う。(りんごではなく)
ってか、この裏の存在こそがタネ明かしへの壮大なフラグだったのではと、最後まで読んだ今は思うのよ。
現実も残酷だし、りんごへの仕打ちもひどすぎるだろ。彼女だけが知っていて、彼女だけがずっと見てきたとか、想像すればするほどにあんまりな気持ちになってしまった。
そうなんだけど。ってか、なぜ〇〇を伏せた?
……そっか(汗
……なぜ、△△を伏せる?
まあともあれ、ぼくはラストに「ごほうび」があってほっとしたよ。
? 32歳 永遠の18歳だろ?(にやにや