BEM -ベム- 漫画/野原もさえ 原作/ADKエモーションズ キャラクター原
文字数 2,400文字
案/村田蓮爾
差別意識が具現化された様な街「リブラシティ」。政治・経済・文化の中心であり、街の“富”が結集した「アッパーサイド」から、汚職や犯罪に溢れ、人々がお互いを疑い合わざるを得ない「アウトサイド」に赴任してきた刑事「ソニア」は、人間を守るために戦う、醜い姿の3人と出会う。彼らは一体何者なのか…?
(「マンガPark」より)
相変わらず目のヒクヒクが治らない中での執筆となりました……。とほほ。
「俺たちゃ妖怪人間なのさ」の部分なんて、トランペットでパァアンされるとほんと、カッコイイ!
『ルパン三世』なんかも、そうかもなあ。
背中で泣いちゃう?
……その歌は嫌いじゃないんだけど、実は予備校の講師がウィーン体制崩壊の歴史を覚えるのにそれを替え歌に使ったもんだから、どうしてもあっちを思い出してぼくは笑ってしまうんだよね。
「さらばーメテルよー」って始まるんだ。
メテルはメッテルニヒのことだと覚えているけど、続く「マジコーチパラはー」が暗号化してしまい今では読み解けない。さらには「ウィーンぼうどお(暴動)~やーるーとー」と続いて最初の小節を結ぶから、間違いなくその辺りのキーワードなのだが、さっぱり。
歳月の経過って怖い。(老化という意味で)
全部歌っちゃう?
さらばーメテルよー、マジコー……(中略)…ルーイー・フィリッ~プたーおぉすー。ウィーン体制やーだーよー♪
こんな歌にされていることを知ったら当時の当事者たちはなんと思うかねえ(笑)
あれは、あんだけ笑わせておいて、ラストに「諸説あります」って入れるのズルいと思うんだよ?(笑)
それ、『創竜伝』の初期の巻に載っていたね。
あれのおかげで中学時代は中国史だけ無双してた。その意味で『創竜伝』を買う価値はある。
歌詞が共有できるで思い出したが、『水戸黄門』のメロディーに『Dr.スランプ』の歌詞を当てるとジワジワくるからやってみてほしい。
……と、脱線したところで話を元に戻そう。
先日もドラマになったし、ちょいちょい作り直されているんだよね。それで古さを感じさせないのもこのコンテンツの凄さじゃないかな。
このくらいの時代に世に出た作品は、こうやってどんどん作り直されていく傾向があるよね。
平成以降で世に出た作品が同じように作り手を変えてリメイクを重ねていけるかといったら、どうかなあ、とも思わなくもない。
なんとなく『ドラゴンボール』が頑張りそうだけど……。
もう無理じゃないの? と思わせてからの限界突破を続けているからなあ。創作する人たちの知恵と努力には脱帽しかない。
もしかしたら『ちびまる子ちゃん』が平成か?
おお、そうだった。でも、ぼくが言いたいのは日常系というよりは、なんというのかな、『スーパーマン』とか『バッドマン』とか『スパイダーマン』みたいなさ。
『妖怪人間ベム』はそこに肩を並べられると思うんだけど、どうかな。ポテンシャルはあるよね?
先日の訃報のニュースの後で、連載継続と聞いて「なるほど」となった。日本の作品は作者が亡くなるとそこで連載が打ち切られるが、そうならないような仕組みを作ったという意味では画期的かもしれない。
ずいぶん昔だけど、内田康夫の『孤道』が公募になったでしょ。その直前に未完のまま作者が亡くなった『時の車輪』を別の作家が引き継いだ事例をアメリカで見ていたから、こういうことが日本でも起こるのかと思った記憶がある。
『ゴルゴ13』はさらにその先にいる感じがする。映像の世界だとオリジナルな設定でストーリーを継続させる例は枚挙にいとまがないけど、「原作」そのものがこうして継続していくというのは極めて異色じゃないか?
アニメ化記念コミックということだが、いつアニメ化していたのだろう。知らなかった。
どっちかというとベガの容姿の方がベラのイメージだったかも。
そうそう。
確かに1つの区切りとしてはしっかり終わっているけど、いろいろと中途半端になったエピソードも多かったよね。
これで撃てば妖怪人間を殺せる、とか言っておいて結局ベム死なないの。なんだったんだあれは……(笑)
Amazon Primeで観れるだろうか。今度探してみよう。