私の夫は冷凍庫に眠っている  (原作)八月 美咲(漫画)高良 百

文字数 1,403文字

結婚以来、夫からの暴力に耐え続けてきた夏奈。

ある夏の日、彼女は夫・亮の殺害を決意し、実行に踏み切る。

亮の死体を冷凍庫に隠し、あとは自由な人生が待っているはず…だった。

ところが、予想もしなかった事態が夏奈を襲うーー。


人気小説サイト「エブリスタ」に掲載され話題となったラブサスペンス作品、待望のコミカライズ!


裏サンデーより引用

https://urasunday.com/title/1230

ドラマ化まで決まっているらしい。ぼくらのこの会話(2021年3月11日現在)がいつ投稿されるかわからないけど、投稿されたときにはすでにドラマが封切られているかもしれない。

実は今、原作を読むべきかどうか悩んでいる。エブリスタには自分も作品を置いているけど、エブリスタでの読書は難しい。

ん? どうして?
単純なロウガンと読書時間の問題だよ。だからKindleに落として私的に楽しみたいんだけど、エブリスタ、ステキブンゲイ、ノベルアップ+はそのあたり、少しイヤラシイ作りになっていて、まあ、メンドクサイんだよね。Mobiに成型するのが。
ふうん、ま、いいんじゃない?

お? 今日はそういうところにツッコんでこない?

ツッコミ入れたいけど、圭さんが原作を読んだら読んだでそれは『今日は何読む?』のどっちに感想入れるのよって問題が湧いちゃうんだもん。
そうか。原作読むと、番外編に書くことになるのか。
番外編はタダで読ませてもらっているものなのだから妙なことは書かないみたいだけど、こっちの本体は、言っちゃ悪いけどやりたい放題だし。
わりと平然と酷評も入れるからね。
酷評と言うか……プロかアマかで評価項目の箱を分けてない? 

箱を分けているというより、レベルを変えているようには思う。

学芸会の発表とプロの演劇と、同じ土台で評価したらどちらに対しても失礼だよね? そういうのと同じだよ。

もちろん、学芸会の発表がプロ並みなことがあるかもしれないし、プロの発表が学芸会レベルのこともあるかもしれない。この場合にフラットに評価したら5段階のうちの「3」になるとするなら前者は絶賛するし、後者は酷評する。そういうこと。

まあともあれ、『私の夫は冷凍庫に眠っている』なんだけど、初手から「ふへぇ⁈」な展開を見せる。

殺したはずの夫が生きて目の前にいる。しかし冷凍庫の中には死体がある。

この状況下で読者はその「答え」を一生懸命考えてしまう仕掛けになっている。うまい。

蓋を開けてみると「なるほどね」だし、使い古されたトリックだけど、それでも面白いのはストーリーが面白いんだよね。
追い込まれていく妻側の背景事情や心理描写が見どころポイントなんだね。ドラマにしたらそこをどう演技・演出できるかで質を左右しそうに思う。
おおっと。主演女優は大変だぞ(笑)

あともう、弁当はあかん(汗

そんなことできる女性だから、ラストのあれになるんじゃないの?

あれな!

いやあ、最終話で「そうきたか」となった。そして、最終話でタイトルの『私の夫は冷凍庫に眠っている』がゾンビのように蘇ってぞっとした。特に「夫」というワードがね。「夫」だよ、そう、「夫」なんだね!

いやあ、女って怖い。怖い、怖い、怖い!
結局、夫がいい人か悪い人かなんてどうでもいいってところが怖い。「殺人」の事実を前にしたら、心の平穏のためには未来にわたって実体があってはならなかった……わけだから。うっは。
あれ? 圭さん喜んでる?
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