第132話 情報社会

文字数 627文字

 南海トラフが起きるかも?続いて史上最高の大型台風がやってくる。
台風はノロノロと九州で大雨を降らせ、ついに我が地にもやってきたが、県西を通り通過した。
長時間であったため多くの方から台風見舞いの電話をいただいた。それぞれが自分の電話を持つなんて、青春時代は考えられなかった事だ。デートの約束もキャンセルもどこにいても出来る。その昔は、デートもまヽならなかった。早熟だっのだろう?初めて机を並べた女子が成人も待たず、心中事件を起こした。ニュースは、さざなみもたたない寒村に尾鰭がついて流れた。私はショックで立ちすくんだ。彼女は幼少の頃、同席していたが、よく笑うおとなしい女の子だったが、高学年になってから、なぜか席も離れグループも異なっていた。成人するまでに同級生58人のうち4人が虹の橋を渡った。ずっと忘れていたのに、ふとしたはずみにこの頃ときどき思い出す。いけない。脱線する。
 活字を読むことが少なくなった。十分理解出来ないから、読みっぱなしである。その分テレビは寝ていても見える。しかし「ああ美味しい」と「アハハ。あはは」とお買い得の宣伝である。

 松重豊の孤独のグルメや池上彰、林修のコラボなどはいつ見てもたのしい。
 広告によって成り立っている民放だが、広告が出たらチャンネルを変える。それは私一人ではないだろう。なぜだか、そこまでは言うまい。

 クーラーづけから自然の世界に戻ろう。
 外は秋立ち始めた。風の音を聞こう。風の彩にも空の色にも秋を感じる。


 


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