第47話 テレビ

文字数 442文字

 昨日少し部屋の模様替えをした。
隅っこの大きなソファを電話の前に据えた。
夜になって今夜はゆったりとミニセレブの気持ちで
とテレビの前に。テレビは映らない。
リモコンを調べる、配線を点検する全て異常なし

「テレビがつかない」
「リモコンと、差し込み見てみな」
「みたけどどこも異常なしよ」
「昼間何かいじったの」
「昼はテレビは見ないから、朝切ったきりよ」
「あした仕事の前に見にゆくから今夜は本でも読んでおりな」
「昼間、読んだからもう目がだめ」
有って、使えて、当たり前のものが、使えなくなると何と、
不便なことか。普通の暮らしのありがたさを知る。

  朝、待てど息子は来ない。本業があるんだもん仕方ないよ。
わかっちゃいるけど、首を長くしていた。

 弟夫婦にコーヒーを誘われた。

 留守だったけど見ておいたからつけてみな」
「今おっちゃんと、おばちやんの3人でいるからね
帰ってつけて見るわ有難う」
 
 今日も外気を吸うことができた。
 さあ大気をいっぱい吸い込んで、
 お家で賢いおばあさんでいよう。1/21日




てきな」
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