第１４９話

文字数 171文字

　ノベルデイズに出している小説の表紙を、写真を替えて貼りなおしていった夜に、
　ノベルデイズの小説の表紙をえんえんと貼りなおす夢を見た。
　あまりにそのままでふつう。

　ただ、貼っていくあいだじゅう、誰のかわからない太くて低い声が、

　――まだまだ、これから。
　――どんどん、これから。

　と、つぶやきつづけていた。

　私しかいないのに、私の声ではない。

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