第42話

文字数 131文字

 その夢の、みんなと歩き出す前の部分。
 
 先の店を出るとき、それぞれ上着を受けとったら、私の革のコート、首の後ろがフックに引っ掛けてあったらしく、そこにぴりっと亀裂が入っている。
 その亀裂をぼうぜんと見つめる。
 
 ひどい。
 私、革のコートなんて持っていないのに。

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