第6話

文字数 127文字

 一晩じゅう夢を見つづけていたのに、一瞬しか覚えていない。
 
 白いエナメル質の壁で囲まれた楕円形の部屋にいる。
 私自身も白衣を着ていて、壁にびっしりと並べられた灰色の小さな引き出しのひとつを引っぱって出しながら、
 
 これ、私の脳細胞なのだ、と思っている。

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