第138話

文字数 202文字

 さっきまで見ていた夢。
 過去に見た夢のなかでも、いちばんくらい無惨で、気もち悪い夢。
 さすがに書けない。どこにも書けない。誰にも言えない。

 あえぎながら起きて、過呼吸になりかけた。
 そうだ、ゆっくり息を吐くんだと思い出して、ゆっくり吐きつづけた。

 今日、行きたくない所へ行って、会いたくない人たちに会わなくてはならない。しかも、それを彼女たちにつゆほどもさとられずに。

 だからだ。


※その後、忘れました。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み