Ⅵ.『Vampire’s love』 ♯27
文字数 202文字
「なあ、今のってうちのクラスの蓮崎要だよな? 俺あいつとあんまり話したことないんだけど本城先輩ってのと仲良いのか?」
皆渡くんが意外そうな顔を見せながら、浅桜くんに訊ねる。
「いや、俺も知らなかったよ。蓮崎はバスケ部じゃないし、どこに接点があったんだろう?」
浅桜くんもふたりの関係に戸惑っているようだ。
「まあ、とりあえず行こうか」
なんとなく腑に落ちないまま、わたし達はアミューズメント施設をあとにした。
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