Ⅴ. instinct was calling ♯6

文字数 284文字

「お待たせ」

「まだ十分前だよー」

 待ち合わせの駅前につくと、瑞花がベンチに座ってスマホをいじりながら待っていた。
 瑞花の目当ては元旦の初売りセール。それに去年からずっと心待ちにしていたというタイムリープものの恋愛映画だ。わたしを待っている間は好きなショップの福袋について調べていたらしい。

 向かったのは電車で二駅先にある大型ショッピングモール。

 モールの中はどのお店も初売りセールで盛り上がっている。

 まず瑞花が洋服やアクセサリーの福袋を三つ買った。それから映画を観て、感想を語り合いながらいくつかのショップを冷やかしたあと、学生の財布に優しい手頃なカフェへと入った。

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