第103話 下関の吉田支所 宿場 山陽道

文字数 676文字

ナビで下関市役所吉田支所を設定した。日曜で休館のようだが、運良く当直の人がいた。地域の歴史に詳しい人だった。パンフレットもあり宿場も載っている。この町は、なんと有名な「東行庵」があり、高杉晋作の墓まであるという。町の主役は幕末の歴史であり、「奇兵隊の発祥地」である。主役はさておいて、脇役の吉田宿の情況を説明して貰った。名刺を貰ったのは「東行庵 世話人会 柴田進」さんである。吉田散策マップが作られており、それに従い説明を受けた。
その後、宿場方面へ歩いて行った。田舎の道端に、石碑に「江戸時代山陽道筋の宿場町として繁栄。当時この通りの両側には宿屋飲食店が並び賑わっていた」とある。途中に騎兵隊史跡の末富家がある。1865年4月、吉田村に陣を構え奇兵隊は庄屋末富氏宅を本営と定めた。高杉晋作は1868年病没し、ここで葬儀も出ており、山縣有朋も一時期、当家の2階に下宿していた。
宿場内でお先祖が和菓子屋を営んでいた柴田さんのお宅がある。赤いポストが郵便受けになっており、2階に渋柿が吊るされていた。高札場跡の掲示や「吉田旧街道」の石碑もあり「旧山陽道の街道筋にあり、江戸時代毛利藩本藩の所領として吉田宰判の代官所や本陣も置かれ
宿場町として栄えた」と彫ってある。横の「右上方道・横に左萩道」と江戸時代の石碑もある。役場支所もあり、「東行庵 世話人会」の皆様が、故郷の歴史を守ろうと、年間行事を実践されている姿がうかがえる。良い味の里山と歴史が融合した町である。 
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