第108話 民間人の遺体の残るブチャへEU委員長訪問

文字数 694文字

EU委員長がウクライナのキーウに列車で行き、4月8日、ブチャを訪問した。これは歴史的瞬間だと思う。アメリカのバイデン大統領がウクライナへのロシア軍の侵攻は戦争犯罪であると、表明し、数々の援助と各国の指導者を啓発し、経済的制裁を実施して いる。ゼレンスキー大統領のもとウクライナは、ロシア軍に徹底抗戦している。露軍は民間人を攻撃し、殺人、強奪、強姦など悪行の限りを続けている。これはロシアのプーチン大統領の恣意的な強引な判断で、この戦争は推し進められている。欧米は武器や経済面での支援や、露に経済面で制裁を加える。武力は第三次大戦になるということで、軍隊援軍は実施していない。ウクライナ人はロシア軍に殺戮され全滅するまで、孤軍奮闘するのか、助ける国はないのかと、歯ぎしりする思いがある。
8日フォンデアライエンEU委員長が惨状のブチャへ行った。ドイツメルケル首相の頃の女性の防衛大臣である。素晴らしい女性であり医師であり7人の子供がいる。フォンデアライエン委員長は「全世界がブチャの人々と共に悼んでいる。ブチャの人々は欧州の国境や人間性、民主主義を擁護している。われわれもこの重要な戦いで共に立ち上がる」と述べた。さらに、ウクライナのゼレンスキー大統領が求めるEU加盟について、EUはウクライナが「必要な措置」を取ることを全力で後押しすると指摘。EUがウクライナの加盟を判断する上で必要な質問書をゼレンスキー大統領に手渡し、ゼレンスキー大統領は1週間以内に回答すると述べたという。このEU委員長の発言は、ロシアへの武力的な制裁を含め、ウクライナを救済する、大きな推進力になると信じている。
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