異世界転生無双に関する愚痴

　注）これは新作ではなく、「愚痴」です。

　ええと、最近の若い人たちのネット小説の中で「異世界」、「転生」、はたまた「無双」なる言葉が猛威をふるっています。

　異世界（非現実的な夢のような世界）へ行って、そこで夢が叶う。
　転生して（生まれかわって）成功する。
　そこで無双する（世界最強になる）

　派遣社員なんかを余儀なくされるなど、現実世界での閉塞感が、そのはけ口として若者にそういうことを夢想させ、それを以って現実逃避をしているのではと、老婆心ながら私は少し心配です。
　はたまた現実逃避してゲームの世界にどっぷりと浸かっているのか？

　仕事柄、派遣社員なんかに接することもありますが、そんな彼らの過酷な状況を見るにつけ、「大変だろうけど、何とかしろよな」という気持ちがわいてきます。
　というか、彼らを助ける術もないし、やっぱり自分で何とかする以外に方法は、残念ながら、ないのです。

　異世界に召還されて、そこでばら色の…、なんて話は、現実世界にはないのです。
　いいかげんに目を覚まして下さい！

　だけどそういうことに豪快にめげて、何もやる気が出ずに、ニートになっている人も多くいます。
　でも、自分のことなんだから、自分で何とかする以外にないのです。

　ともあれ、ここからしばらく、異世界、転生、無双がテーマの作品を掲載します。