文字数 349文字

受付(うけつけ)に 命見(いのちみ)つけて 春爛漫(はるらんまん)

<解説>

 祖母が病院の検査の日であったため、母と一緒に自動車で送迎してきました。

 おりしもすっかり春の陽気で、心も(はず)んでいたのです。

 その病院の受付には、幼い頃から仲の良かった女性が、以前から事務職員として働いているんですね。

 連休前の駆け込みで院内は混雑していたので、簡単なあいさつ程度の会話だけしたのですが、なんでもご結婚なさったのだとか。

 見るとお腹が(ふく)らんでいらっしゃる。

 新しい命が宿っているんだな。

 ただでさえうきうきしていたのに、輪をかけてよい気分になった次第(しだい)です。

 春に新しい命と、二重の意味で「春爛漫(はるらんまん)」と表現してみました。
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