稲庭

文字数 153文字

稲庭(いなにわ)の (くび)()れたり 竈消(かまどけ)

<解説>

 「竈消(かまどけ)す」あるいは「竈消(かまどけ)し」は、土地の言葉で一族が絶えることです。

 「(かまど)」は家の原動力という含みから、おそらくこう呼ばれるのでしょう。

 黄金に輝く稲の庭も、刈るものもおらず、(こうべ)を垂れるに任せて、折れてしまうような勢いです。

 わたしの田舎も、後継者不足が悩みの種ですね。
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