酒宴

文字数 212文字

あやかしも 鎮守(ちんじゅ)(やしろ)で 酒宴(しゅえん)かな

<解説>

 秋祭りも盛んな時期となり、わが家でも親戚が(つど)って、酒盛りなどしておりました。

 ところでわが家の裏庭からは、両腕を広げるような峰々(みねみね)が拝めます。

 その一角の山の頂上には、小さな鎮守(ちんじゅ)(やしろ)があって、簡単な休憩所にもなっています。

 おりしも日が暮れてきて、山に巣食うあやかしたちもあそこの社に集まり、「さて、一杯やるか」などとぶっているのかな――ほろ酔いしながら、そんなことを考えていました。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み