雑草

文字数 373文字

雑草(ざっそう)に 生存力(せいぞんりょく)の 講義(こうぎ)され

<解説>

 ここのところ日照りと雨の極端な天候が続き、日々草むしりに明け暮れています。

 「雑草」という言い方は、あるいは人間のエゴイズムかもしれません。

 その証拠にではありませんが、教わることが多い。

 ある種の雑草は地中の水平方向に地下茎(ちかけい)を張っていき、地面から顔を出しているのは地下茎から垂直に生えるいわば「氷山の一角」です。

 レンコンなどと似た仕組みだと思いますが、表面だけ草をむしっても、地下茎を完全に除去しなければ、延々と伸び続けるわけです。

 生物として生存するための手段でしょうが、自分などより雑草のほうがよっぽどたくましいものです。

 「生存力」の先生として、わたしなどは学ぶことが多いなと、思索(しさく)していました。
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