おこづかい
文字数 319文字
昼飯に 弁当買えと 六文銭
<解説>
今回は趣向を変え、サラリーマン川柳っぽいものを作ってみました。
六文銭は三途の川を渡るために必要な金額だと、古来より伝えられています。
大金とはいえないでしょうが、それでもお金は必要だというのが皮肉です。
仕事に出かける矢先、「これ昼飯代ね」と、小額のおこづかいを渡される。
これから地獄が始まるという気分の中、「これっぽっちの金で自分は生かされているのか」という名状しがたい理不尽を、地獄へ行くための六文銭と引っかけて詠んでみました。
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