蟇蛙

文字数 184文字

蟇蛙(ひきがえる) (あめ)()っても (かさ)はなし

<解説>

 田んぼにいるとおぼしきヒキガエルの鳴き声を、夜の部屋の中で聴いておりました。

 カエルは雨が降ればうれしいものだとは思いますが、理不尽や不条理の雨には降られたくないものです。

 自身をカエルにたとえ、それらからは逃れられないのだという諦念を詠んでみました。

 ただ、傘はなくとも、雨とのつきあいかたを考えるのは、重要なのかもしれません。
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