吐息

文字数 129文字

(ふゆ)()るよと(ささや)けり (いき)(かぜ)

<解説>

 すっかり寒くなった風が(はだ)に吹きつけてきて、「もう、冬が来るんだよ?」と、何者かが(ささや)いているような気がしました。

 そう考えると「風」はその存在の「吐息(といき)」であるように感じ、どこか不気味になって、今度はうすら寒くなった次第(しだい)です。
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