緊急事態

文字数 292文字

夏(なつ)の夜(よ)に　エンジン吠(ほ)えて　外来(がいらい)へ

＜解説＞

　祖母が歩行器から手を滑(すべ)らせて、転んでしまったんです。

　それは午前中のことでしたが、夕方になってから「足が痛い」というので、わたしの運転で病院の外来へ連れていった次第(しだい)です。

　いわゆる「打ち身」らしく、あとから効(き)いてきたようです。

　大事を取って平素からお世話になっている介護施設で経過を見てもらったんですが、年齢的なこともあり心配でした。

　こんなときに俳句など作っている場合ではないかもしれませんが、なんとも因果(いんが)な性分(しょうぶん)です。

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