虚空

文字数 155文字

桜消(さくらき)え (もり)(のこ)りし 虚空(こくう)かな

<解説>

 坂口安吾(さかぐち あんご)の小説「桜の森の満開の下」にインスピレーションを得ました。

 桜の森の中ですべてが消え去り、あとには虚空(こくう)だけが残る。

 これは安吾の心象風景(しんしょうふうけい)なのではないかと考えてしまいます。

 彼もまた、満たされない心の持ち主だったのか……

 きっと、さびしかったのではないかと思います。
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