碧梧桐忌
文字数 234文字
風もなく 音もなくして 碧梧桐忌
<解説>
二月一日は俳人・河東碧梧桐の忌日で、「碧梧桐忌」または「寒明忌」は冬の季語になっています。
高浜虚子とは正岡子規門下の双璧と言われましたが、伝統的な俳句を守ろうとする虚子に反発し、袂を分かっています。
碧梧桐の生き方や作品に触れ、わたし自身の心の空虚さを投影して詠んでみました。
下の句は「寒明忌」とするとぴったり五音になりますが、碧梧桐への畏敬の念から、あえて字余りにしてみました。
単にわたしがひねくれ者なだけですが(汗)
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