喇叭

文字数 248文字

諧謔王(かいぎゃくおう) 喇叭鳴(らっぱな)らして (しゅ)()ませり

<解説>

 グスタフ・マーラーの交響曲第5番を聴いていたときに着想したものです。

 終末を告げるラッパの()が、ベートーヴェンの「運命」のフレーズに乗って響き渡る。

 この「思いつき」はマーラー独特のもので、彼独自の世界観によるのだと思います。

 「諧謔(かいぎゃく)」=「スケルツォ」に取りつかれたような男の、表現の発露(はつろ)なのかなと、思索(しさく)(ふけ)っていました。
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