ギロチン

文字数 245文字

ギロチンの ()から(したた)る (あか)(あめ)

<解説>

 前作「断頭台」とネタがカブっていますが、ギロチンとはすなわち、人間の首を落とすために生み出された存在です。

 現代に生きるわたしには想像でしかありませんが、刃から(したた)るその鮮血(せんけつ)は赤い雨のようであって、断頭台の(つゆ)と消えた者たちの涙雨(なみだあめ)なのではないか。

 いっぽうそれは、ギロチンにとっても。

 命を奪うために与えられた存在――ギロチンの思い、いかばかりか。

 ギロチンに感情移入とはかなりぶっ飛んでいますが、気持ちが落ち込んでいて、つい思索(しさく)の虫が発動した次第(しだい)です。
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