ナルシス

文字数 259文字

ナルシスの (どく)宿(やど)して ()(ほこ)

<解説>

 自己愛、ナルシシズムの語源であるギリシャ神話の美少年ナルシス(ナルキッソス)。

 彼は水面(みなも)に映る自分の姿を愛し、餓死(がし)したといわれます。

 そこから水仙が生じたとか。

 水仙の花は美しく、人々から寵愛(ちょうあい)を受けます。

 しかしその球根は猛毒であることが知られています。

 ナルシスは確かに見た目は美しいけれど、同時に猛毒のような存在であったといえるのではないか。

 水仙はすなわち、それを投影しているのではないか。

 美と(しゅう)は同時に存在するのではないかという二元論について、思索(しさく)してしまいました。
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