鴉の群れ
文字数 210文字
人の世の 終わり近しや 鴉啼く
<解説>
外を歩いていると、とにかくものすごい数のカラスの群れが目に入ります。
「老人が自殺する街、すなわちその街はときを置かずして滅びる」
これはジョジョでも紹介されたヨーロッパの格言です。
あのカラスの群れが、人間たちが滅びるのを、いまかいまかと待っているような……
生物としての一線を越えてしまったわれわれへの、警告であるようにも取れます。
卑屈な思索に過ぎないことを祈るばかりですが。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)