地獄変

文字数 165文字

文車(ふぐるま)を ()やす(こい)なり 地獄変(じごくへん)

<解説>

 (ふみ)には魔が宿ると、古来より言われます。

 人間の(おも)いがこびりついているという意味ですね。

 「文車(ふぐるま)」は火災が起きたときなどに(ふみ)を運ぶための車ですが、(ふみ)にこめられた(おも)いは、その文車(ふぐるま)自体を燃やし尽くしてしまうのではないか。

 そのような思索(しさく)を、ここでは芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)の「地獄変(じごくへん)」になぞらえ、()んでみました。
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