砂糖

文字数 207文字

オペラ()を 砂糖(さとう)()える わからず()

<解説>

 「オペラ座を爆破せよ」と言ったのは、指揮者の故ピエール・ブーレーズですが、「芸術が道具のように(もてあそ)ばれている」という含みで、彼はそう語ったといわれます。

 命を削った音楽家たちの作品が、社交のBGMとして利用されることに、我慢がならなかったのかもしれません。

 「砂糖のお城」にされることは屈辱ですが、人間とは歴史とは得てしてそういうものなのかと、しょんぼり考えていました。
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