嘆く『ローマ』、怒る『ニーナ』
文字数 608文字
その言葉を聞いた
その女子中学生は、まるで下から『満』を
見上げながらじっと
しかめた。
その様子を見ていた『ローマ』は、両手で
顔を
振り続けた。
そして。。。
「なんと。。。
先が思いやられる」
そう
『満』の隣りに立っていた『輝羽』も
(そこは、叔母さんじゃなくて『ニーナ』
でしょ。)
そう思いながら、
ていた。
その女子中学生は、
ムッとした表情をしたかと思うと。。。
下を向きながら、ため息をついた。
そして、
である。
「あっ、え~と。。。
何、何だっけ?
何て言えばよかったんだっけ?」
冷や汗をかく『満』。
「てっ『輝羽』ちゃん。 助けてよ。」
今さらながら『輝羽』に助けを求める
『満』に向かって、
「『満』君。
それぐらい覚えておくものよ。
叔母さんが、じゃなくて『ニーナ』が、
じゃなくてやっぱり叔母さんが遺言でお願い
していたことなのに。
しっかりしてよ、『満』君。」
と返す『輝羽』。
いつまでたっても
のか、その女子中学生が、
「もういいわ。
私の遺言、ちゃんと読んでくれたの?
どうせ忘れちゃったんでしょ。
こう言ってってちゃんと書いたじゃない。
お帰り。。。」と言いかけたその時。
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